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スコープ演算子とは



今回はPHPでのスコープ演算子について学習してみます。

クラスは基本的にインスタンス化しますので、newでオブジェクト作成し、オブジェクトにアクセスする記述が必要ですが、

(スコープ演算子)を使用することで、クラス内の値などにダイレクトアクセスすることが可能になります。

スコープ演算子のサンプルを以下に記述しました。

<?php

class Smaple {//Sampleクラスを作成
function firstvalue() { //メソッド(関数)定義
return "最初の値";
}
function secondvalue() {
return "次の値";
}
}

//Sampleクラスのメソッドを実行
$sample1 = Sample::firstvalue();
$sample2 = Sample::secondvalue();

echo "変数sample1の値は{$message1}、変数sample2の値は{$message2}。";

?>

上のPHP記述が実行されると、『変数sample1の値は最初の値、変数sample2の値は次の値。』 とブラウザに表示されます。


大規模なシステムの場合は、クラス名の重複に注意する必要がありますが、オブジェクト指向プログラミングの利点をスコープ演算子を利用することでさらにプログラムの負荷の軽減、保守性を高めることが可能なようです。

新規オブジェクトを作成しない分、ソースコードも少なくすることがスコープ演算子では可能です。