システム開発に必要な環境
これまでは基本的な知識をわかりやすく説明してきましたが、実際にシステム制作に必要な準備を始めましょう。
WEBシステム開発に必要なものは、実は以下に述べる3つのツールで可能です。
すべて無料で入手できるので、システム開発をする際に元手はほとんど必要ありません。
1.サーバーアプリケーション
2.データベースアプリケーション
3.フレームワークアプリケーションもしくはエディタソフト
以上の内容について、少しだけ詳細解説をいれてみます。
1.サーバーアプリケーション
ホームページやショッピングカートを動かす仕組みのアプリケーションです。
世界中でもっとも有名でもっとも利用されているのが、Apacheです。
サーバー = Apach(アパッチ)
といっても過言ではないでしょう。
2.データベースアプリケーション
会員データとか買い物履歴とかはすべて、データベースアプリケーションに記録、保存され、必要に応じてデータの抽出(呼び出し)を行います。
Oracle DatabaseやMicrosoft SQL Server、DB2などありますが、オープンソースデータベース管理システムのPostgreSQL(ポスグレ)やMySQL(エスキューエル)が商用データベースと比べて機能や性能に遜色がないことから多く使用されているようです。
3.フレームワークもしくはエディタソフト
秀丸やサクラエディタなどのエディタソフトでもシステム制作することは可能ですが、業務用のシステム制作にはフレームワークとよばれる、プログラムの集まりが最初からまとめてある開発専用アプリケーションが必要になります。
プログラムの開発用フレームワークはプログラム言語ごとにたくさん存在します。
EJB(Enterprise Java Beans),JSF(JavaServer Faces),Struts,Seasar,Ruby on Rails(RoR),Cakeなどプログラム言語ごとに実にさまざまなフレームワークがあります。
現時点では、フレームワークを使いこなすよりも、まずシステム制作やプログラムの作り方について理解を含めていくほうがよいでしょう。
システム開発には大まかにいって、以上の3点を揃えればすぐにシステム制作することが可能です。
具体的な環境の設定やインストールについては、次のエントリーにて記述したいと考えます。