php'−'アロー演算子とは
phpのクラスとオブジェクト、アロー演算子について学習します。
phpではクラスを作成して、クラスを元にオブジェクトを生成し、オブジェクト内のメンバ変数(プロパティ)やメンバ関数(メソッド)を参照や実行するときに'->'アロー演算子を使用します。
クラス変数やクラス関数を参照、実行する'::'スコープ演算子がありますが、クラス参照とインスタンス参照とは意味あいが異なるので注意が必要です。
オブジェクトから参照・実行するアロー演算子とは、クラスをもとにして生成されたオブジェクトに格納された、メンバ変数やメンバ関数を参照し、実行するための演算しです。
【サンプルコード】
<?php
class ARROW{
var $one = "1番目";
var $two = "2番目";
var $three = "3番目";
function farrow(){
echo "三本の矢の";
}
}
$obj = new ARROW();
$obj->farrow();
echo $obj->one;
?>
上記のサンプルコードを実行結果は、
『三本の矢の1番目』
クラスARROWで宣言されたクラスメンバ変数"$one"の値と、クラスメンバ関数farrow()が、新規オブジェクト変数$objにARROWクラスの変数と関数がすべて格納され、アロー演算子でアクセス、コールされているのですね。
わかりやすくイメージすると、クラスとはプログラムの設計図群にあたり、new演算子で実際にクラスをオブジェクトという形式で建築して具体的に設計図にアクセスしながら実行していくイメージでしょうか。
クラスからはオブジェクトのことをインスタンスと呼称します。